Vol.3060 昭和57年新聞に紹介された当時の小金井駅前の地図

昭和57年の東京新聞に2回に分けて武蔵小金井の北口・南口が紹介されています。今の感覚で見ると「本当に真面目に取材したの、新聞社でしょ？」と思うような表現も有り、知ってる地域（小金井）と違う部分を多く見る事が出来ます。

9月13日掲載の北口の地図です。ぶらっと一周して書いたような地図です。面白いのは「北口広場に高層ビルが並ぶが・・・」と有ります。当時でも西友、長崎屋（現ドンキホーテ）は地元でも高層ビルとは言いませんでした。中通り飲食街には「おイロケも」などと書かれて、記者の方の趣味が色濃く反映されているみたいです。

9月20日掲載南口の紹介ですが、こちらもなんだか目についたお店を書いているみたいに感じます。「小金井名物開かずの踏切」は取材しないでも有名でした。また蛇の目通りには「ギンギンのおピンク地帯」とかかれていますが、当時の蛇の目通りの名誉のために書きますが、大衆キャバレーは2軒有りましたが、新聞に書かれるような通りではありませんでした。連雀通りに今はない「明治屋」が当時はありました。

昭和５４年１１月２０日東京新聞開かずの踏切記事です。当時の写真では踏切が自動では無く、横にあった踏切番の詰め所から撮しています。

白や印の丸い屋根が明治屋です。高級食料品店の明治屋が小金井に進出したのは、当時アメリカ第5空軍の司令部があった府中基地の家族がターゲットでした。

明治屋内部の写真です高い位置からなのは、奥の２階に事務所がありここから撮しています

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面白いのはほとんどの表示は日本語の下に英語表示が有ります。当時英語表示のあるスーパーは明治屋だけでした。上の写真の「練物」だけ英語表示が無いのには笑います。アメリカ人は練り物は買わないのでしょうか。ただし、当時の小金井でエスカルゴの缶詰を売っているのは明治屋だけでした。一時期子供たちの中でも「カタツムリの缶詰」と話題になりました。

こちらは前にも紹介しましたが、上の地図の一年前に小金井在住だった水島新司先生が書かれた南口の地図です。こちらの地図は在住だった先生らしい表現で書かれています。前に東西南北さんの記事で無着成恭さんが亡くなった事が書かれていましたが、多分５０歳以下の皆さんは無着成恭？だれ？と思うのではないでしょうか。当時子供電話相談室をラジオでやったいました。イラストも電話を持っています。マスコミの媒体として当時はラジオも一般的でした。近い将来のテレビ・新聞も同じ運命です。多分。

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