Vol.3844 特別展今回は「江戸東京のくらしと食べ物」食文化の変遷を知る事が出来ます。

江戸東京たてもの園特別展「江戸東京博物館コレクション～江戸東京のくらしと食べ物～」は江戸東京のくらしを食文化を通して知る事が出来る展示です。これまでの食文化を紹介する展覧会は寿司や天ぷらと言った江戸時代中心でしたが、今回は明治維新後、私たちの食生活が大きく変わった内容にもスポットを当てた展示です。

江戸時代の食事を再現した模型と当時の人気料理ランキングです。銘銘膳に目刺し、白米、たくあんなどがのっています。手前は「日用倹約料理仕方角力番附」の一部をパネルにしたものです。大関には目刺しと八杯豆腐です。八杯は水か出汁おたま6杯と酒、醤油を各1杯加えた汁を使うことからついた名前です。まだこの時代横綱はなく、大関が一番上位でした。

江戸市中そば屋番付です。そば屋の数の多さにはビックリします。当時も今もランキングが好きです。

安政元年（1854年）歌川広重の「東都名所年中行事四月日本橋初かつお」です。初鰹は一時期ブームで1尾2～3両もしました。ブーム後は200～250文だったそうです。このほかにも寿司、天ぷら、ウナギの蒲焼きの説明も有ります。

歌舞伎も大名から庶民まで、同じ歌舞伎を見ながらの食事をしながらの観劇も江戸の文化でした。

文化四年（1817）に行われた大酒大食会絵巻を明治四十一年（1908）に模写した物です。三升入りを三杯飲んだ69歳や三升入りを六杯半飲んだ後に倒れ、目を覚ましたあと水を17杯飲んだ30歳などが書かれています。矢印部分にはちいさんでしょうか三升入りを三杯半飲んだ後に砂糖湯を7杯飲んだ事などが書かれています。ほかにも今で言う大食い部門も書かれています。ちいさんには年齢が書かれていません。