Vol.1221 小金井のおいしいスイーツのお店「菓の舎」

東小金井駅近くにある、焼き菓子のお店「菓の舎」を訪ねました。nonowa口改札から線路の北側の道を、武蔵小金井方面に4分ほど進むと、静かな住宅が建ち並ぶ中に赤いパラソルが見えて来ます。黒板に描かれた美味しそうなお菓子の絵が入り口でお出迎えです。店長の伊藤ふじこさんにお話を伺いました。

お店がオープンしたのは2018年5月。伊藤さんが主に接客を担当し、お母様と弟さんがお菓子を作っていらっしゃいます。もともと料理教室でお菓子づくりを教えていたお母様は、軽井沢で「ペルル」という洋菓子屋さんを開いていたこともあるそうです。

そんな経験豊かな方が作る「菓の舎」のお菓子は、原材料だけを食べても美味しくて、安全な物が使われているとのこと。美味しい材料をいくつも合わせて作っているので、焼きあがったお菓子はさらに美味しくなるのだそうです。「菓の舎」というお店の名前は、【お菓子を作る所】という意味で名付けられました。

お店では口どけの良さに加え、後味の良さを大切にしており、お菓子の焼き型にもバターを塗って丁寧に作っています。伊藤さんはお母様からお菓子づくりを受け継ぎながら、家族と協力して、楽しくお店をやっていらっしゃいます。入り口にある黒板のお菓子の絵は娘さんの作品。時々掛け替えると言う壁の装飾パネルは伊藤さんの手作りです。

おすすめのスイーツの一つ「フリアン」は、焦がしバターとアーモンドの風味。プレーンの他、抹茶、紅茶があります。

こちらもおすすめスイーツ。「くり」と左側は「マロン」。どちらも渋皮煮の栗を丸ごと一粒入れた焼き菓子です。常温で日持ちがするので、お土産にぴったり。

右側のスティックケーキを、朝ご飯代わりや小腹が空いた時にちょうどいいと、まとめ買いをして行かれる常連さんもいらっしゃるそうです。

写真では、プレーン、アールグレイ、チョコレート、抹茶の４種類ですが、時々ひらめいて、いつもと違うフレーバーが作られるようです。何度か来店すると、新しい味に出会えますね。

クッキーは２個入りと５個入りがあります。用途に応じて選べるのが嬉しいです。

贈り物用にはオシャレな化粧箱があります。

取材を終えて、自分へのお土産に焼き菓子を買いました。水色の持ち手がついた可愛い袋に入れてもらい、るんるんしながら帰宅。

ちょっと小腹が空いたので、アールグレイのスティックケーキを食べてみました。美味しくて、小腹にすっぽりと収まり大満足。まとめ買いをされる常連さんの気持ちが良くわかりました。しかもこのお菓子は、食べる時に手が汚れず、ポロポロ落ちなくて食べやすいのです。スリムなスティック型なので、バッグに入れて持って行くのにも良さそうです。

季節によって、焼き菓子の種類も変わります。ハロウィンやクリスマスシーズンにはどんなお菓子が並ぶんでしょう。「菓の舎」から目が離せませんね。