Vol.2641　「みみコンeco畑」での収穫

　花の木通りが始まる競技場通りとの交差点北西際、というより市立第二小学校の１００mほど北側といった方が分かり易いかもしれません。そこにこの「みみコンeco畑」という貸し出し農園があります。株式会社スタービジョンの経営です。

　事前に農機具等の準備をすること無く、それこそ手ぶらで出かけて農園に用意された農機具や種、有機肥料等を使って、東京農工大学農学部の大学院生や教職員の方に指導してもらい（日曜日のみ、１０時から）ながら野菜作りなどの農作業が出来るという農園です。

農機具を含め、種も肥料も全て農園に用意されています。

写真奥の赤いユニホームのお兄さんが指導に当たる東京農工大の学生さんです。

　有機肥料のみを使った有機野菜を栽培し収穫することを一番のモットーとしています。除草剤などもちろん使いません。だから雑草などの草取りが欠かせません。中にはピンセットを用意して小さい雑草まで取り除いている方もいらっしゃいます。

雑草の小さな芽をピンセットで取っている方もいらっしゃいました。
除草剤など使いません。　（今年の１０月）

　堆肥も家庭で出た生ゴミを持ち寄ってミミズに食べさせて造った堆肥です。だからミミズの嫌う肉類やタマネギのような刺激的な野菜のゴミは除外していますが、それでも多くの生ゴミを堆肥にすることで燃やすゴミを減らすというメリットもあります。　

生ゴミを持ち寄って投げ入れてミミズに食べてもらい、
無害な有機の堆肥にします。年２回ほど取り出せるそうです。

　小さなお子様連れの家族の方が多くいらっしゃいます。お母さんやお父さんを見習いながらお手伝いしたり、収穫した野菜を得意そうに手にして帰って行きます。

小さな子供達もお手伝いです。

寒さが厳しくなり、害虫の動きも収まりつつあるので網も外せます。

除草剤なども一切使いません。

今日の収穫、得意そうに掲げています。

　参加している方々の横の繋がりも大事にしているようで、いろいろなイベント、例えば堆肥作りで育てたカブトムシの幼虫を子供達に配ったり、農園にあった栗の木の実や畑で作ったサツマイモを皆さんで焼いて食べたり、暮れには（今年は１２月２９日午前１０時から）餅つき大会も予定されています。　　　（クマさん）
　

クマさん: 水と緑のまち小金井、自然にあふれた小金井ですが見慣れてしまってついつい見逃しがちな小金井の良さを積極的にレポートします。
　市内の各種イベントだけでなく、古き武蔵野の開発の史跡、野川の四季の変化、湧水や地下水などの変動の様子、また街なかを歩きながら気づく小さな自然の変化などをお知らせできたらなと思っています。

この記事をシェア