Vol.3629 中央線芸術祭 2024 蠣崎誓さんの作品がわくわく都民農園小金井で10月6日まで展示されています

　令和3年（2021）から、毎年秋に「Center line art festival Tokyo（中央線芸術祭）」が、中野区、杉並区、武蔵野市、小金井市、国分寺市、国立市の各エリアにて美術作品の展示やパフォーマンス、ワークショップなどが開催されています。今年は9月15日から11月4日（月・祝）まで各地で展示や上映などのプログラムが行われています。「心の表象」とも言えるアート作品の展示・上演を通して、アーティスト、来場した参加者、開催地域の人々が気軽に心を通わすことが可能な場所として、今年初めて「わくわく都民農園小金井・大久保園」が選ばれました。この会場での参加アーティストは、石井壽郎さん、蠣崎誓さん、土井健史さん、森有未さん、Art unit Works-Mです。
　アーティストの一人、農園の「Plum（プラム）」で制作中の蠣崎誓（かきざきちかい）さんにお話を伺いました。蠣崎さんは手と指先を使い、なるべくその土地のもので日常にある小さなもの（種、実など）を素材として、最後は土に還りまた生まれる作品を制作されています。Plumのガラスに描かれた作品「天使のいるところ」は、草木染め籾殻、米粉、農園の畑の土、朝顔の蔦、オキナグサの綿毛、ケセランパサラン（ガガイモの綿毛）ラベンダー、紫陽花、白樺、ラムズイヤー、ヤシャブシ、農園周辺の植物、葉、枝、花びらなどで制作されたそうです。長野県大町市で開催中の「北アルプス国際芸術祭 2024」のWebサイトで蠣崎さんの作品（種の民話−たねのみんわ−）を見ることができます。
　展示が終了する10月6日（日）までランチを食べながら蠣崎さんや大久保園で展示されている作品を楽しめます。なお、Plumは火曜日から金曜日の午前11時から午後2時までランチ営業しています。（まろんレポーター東西南北）

「種の民話 − たねのみんわ − 」蠣崎誓（日本）