Vol.3482 居場所をつくる、そのスタートの日

5/18（土）「つるカメ縁日＆レモネードスタンド」が、環境楽習館にて開催されました！

レモネードを飲むことで小児がん支援が出来るという取り組みである「レモネードスタンド」を中心に、地域の方々やこどもたち、お店さん、市役所の職員さん、農家さん、館長さん、みんなで協力をして企画や準備と当日の運営を行なった１日でした。

地域の様々な世代・背景の方が集い、力を持ち寄り合い生まれていた景色を残すことと、今の環境楽習館という場所をより多くの方に知っていただきたいという思いから、開催日からは日が空いてしまいましたが、写真とともに振り返りレポートを記したいと思います。

大活躍のつるカメ倶楽部！！ベビーカステラ＆ヨーヨーつり

この場所を居場所にしていくには「こどもたちに環境楽習館を知ってもらいたい！」＆「こどもたちが自主性を持って活動できるきっかけがあると良いのではないか！」そんな思いから、環境楽習館に一番近い小金井市立第四小学校のこどもたちに声かけをして発足したのが、つるカメ倶楽部です。
募集をしたのは、イベントの約2ヶ月前。手を挙げてくれたこどもたちとはじめましてと挨拶をした3月末からこどもたちは、パリタリーさんや環境楽習館の館長さん、市の職員さんという大人たちと会話を重ねながら、レモネードレシピづくりや提供の練習、ベビーカステラとヨーヨーつり出店の企画と準備、チラシ作成などを放課後やお休みの日の時間に集まって準備を進めていきました。

開催当日のこどもたちは、それぞれ担当のブースで「いらっしゃいませー！」「ぜひ来てくださいー！」という気持ちを自分の言葉で工夫をして声をかけたり、ブースの接客対応をしたり・・・。それは、この場所を自分たちの場所というように振る舞っているこどもたちの姿でした。どう持続していくのかというところが大切なところですが、こんな姿がこの日に生まれたことがとても重要で、貴重な「芽」が生まれた瞬間に立ち会ったようでした。

レモネードスタンド

小児がん患者さんを応援するチャリティーイベントとして、各地で開催されている「レモネードスタンド」！つるカメ倶楽部のこどもたちがレシピから考えた、あまずっぱいレモネード。夏を感じるような当日の気候に、レモネードはとってもおいしくて、最高でした！！
開催経験のあるフォレストマムさんをはじめ、つるカメ倶楽部のこどもたち・パリタリーさん・環境楽習館の館長さん・市の職員さんと協力をして、準備から当日の運営までを行ないました。
原材料費など必要経費を除いたレモネードの売上は、小児がん患者をサポートする団体への寄付をしています。この日は、232杯購入いただいたとのことです！！

生ビール屋＆わたあめ屋

弁天通自治会の方々による生ビール販売！！こども会のみなさまによる、わたあめ販売もありました！！
地域に根ざしていく場所を目指すときに、地域で活動している大先輩たちとご一緒できるということは心強いこと。実は、街には地域のために動いている大人たちがたくさんいるんですよね。そういう大人たちに出会えるって、安心した気持ちを育むように思います。これまでずっと活動してきている方々と、これからがんばりますの方々が手を取り合って一緒に取り組むことの大切さをじんわり感じました。

コーヒー屋台＆アートワークショップ

東京学芸大学の石井研究室のみなさんは、珈琲と麦茶のふるまい＆室内でアートワークショップを実施されました。
レモネードスタンドで使用されていた大きな屋台と、珈琲と麦茶のふるまいのための小さな屋台は、学芸大学から運んできたものでした。

アートワークショップ
ある学生さんが続けている「願い」をテーマにしたワークショップ。絵馬のようなものにそれぞれの願いを書いて飾っていきます。大人の願い、こどもの願い、切実だったり、ふっくらする気持ちになったり、それぞれの願いが掛けられていました。どの願いも叶いますように。

珈琲と麦茶のふるまい
屋台のこっち側とあっち側で急に役割が生まれる。はじめましてのひとだけれど、話しかける理由と話しかけられる理由が生まれるから不思議です。お代はお気持ちというところからも、自問自答や周りとの会話が生まれていて、一つの舞台のようでした。

バタフライピーの植え付け体験

東町にある高橋農園さんと、貫井北町にある村越園さんにご協力をいただき、バタフライピーの植え付け体験を行いました。鮮やかな青い色の花を咲かせるバタフライピー。レモネードに入れると、化学反応でレモネードの色が変身するんです。次回の開催のときには、そんなことも一緒に楽しめたらという思いも持ちながら、近隣のみなさんとバタフライピーを育てていきたいと植え付け体験を行いました。
夏に花を咲かせるそうです。水やりの方たちも募集をしていくと思いますので、気になる方や一緒に育てたいという方は、環境楽習館の館長さんへひと声ご連絡を！

一品料理販売

環境楽習館の館長である阿部さんによる、おつまみ販売！イベントがひと段落したらスタッフの大人の方も、館長のごはんでひと息。くるまふのカツも味がしみしみで、イベント終わりにいただいたらおいしさがじんわりとやさしくお腹に溶けていきました。おいしくてぱくぱく手がとまらなかった〜この夏には、カフェ営業もスタート予定とのことで、館長のどんなごはんがこれから振る舞われるのかたのしみです！