Vol.3193 野川の源流の一つがある日立国分寺サイトの庭園が公開されました。

野川の源流の一つがある、国分寺市の日立研究開発グループ（旧中央研究所）の庭園が公開され、野川の源流と紅葉を散策することが出来ました。野川はハケからの湧水が集まって流れています。この研究所内はその源流の一つです。貫井神社や武蔵野公園、野川公園などハケの湧き水が集まって川になってゆきます。日立国分寺サイトではサクラと紅葉のシーズンの２回公開され、景色と源流を楽しむことが出来ました。

写真ではわかりにくいですが、ハケの下数カ所からの湧水があります。

少し離れるとこのような場所です。帽子をかぶった方がのぞき込んでいる所が湧水の場所です。

湧水は池の水源になっています。国分寺サイトの敷地は207,000㎡あり、庭園は回遊庭園になっています。

池の南側西武国分寺線、JR中央線の下を通って野川となって行きます。写真の水門がある部分から敷地の外へ流れてゆきます。

当日はこのような紅葉を楽しみながら、池の周囲を散策出来ました。

寒桜も咲いていて、見学者の方も紅葉をバックに桜の撮影も行っていました。

庭園の写真によく出てくる２羽の白鳥は、残念ながら陸上で食事中でした。やはり白鳥は水面にいないと絵になりません。😀

令和元年の航空写真です。池にたまった湧水は水門から野川へと流れてゆきます。ただし残念ながら野川はコンクリートの中を流れていて、小金井に入ってやっと「野川らしい野川」に変身します。国土地理院地理空間情報ライブラリーを使用。

国分寺サイトの湧水と池はこのように恋ヶ窪谷に位置しています。『小平浪平創業社長の「よい立木は切らずによけて建てよ」という意志を受け、構内の樹木は極力守られました。その精神は現在も継承され、今日見る武蔵野の面影をとどめた美しい研究環境が保持・整備されてきました。』と研究所のホームページでも紹介されています。国土地理院地理院地図GSIマップより作成。