Vol.811 小金井史談会写真展📷と小金井を記録した偉大な先人達🌸(夏休みのまち研究にもおすすめです)

2018年の7月上旬にまろん通信レポーターになりたての私は、小金井のまちを知るべく、まちの歴史などを近頃勉強してみたりしております。

平成がもう、終わろうとしている現在、まろん通信では昭和に関係する写真をとったり記録を残す事をやっていこうという話になっています。

勉強のため、図書館にいき町の歴史のコーナーにいきましたら、気になる本を見つけました👀

小金井風土記　芳須緑著…
中をみてみると、それはそれはいろいろな事が書いてあり、かつ、この本を参考にしている方がかなりいらっしゃるなぁ…と思いました。
芳須緑さんの特にすごいな…と思ったのが、小金井市内のお稲荷さんをかなりの数調べられている。

小金井市内には私有地にあるものも入れて200位のお稲荷さんがあるそうで、かなりの数のお稲荷さんについて調べた芳須緑さんに対して尊敬の気持ちが湧いてきました。

そして調べられていると、ある会の名前が…
「小金井史談会」…
そして市報をみたら、偶然にも小金井史談会写真展開催のお知らせが…

ということで、小金井市談会の写真展に行ってみました。

開催初日、宮地楽器ホールに行きましたらたくさんの方々が小金井市談会のあたりに座ってらっしゃいました。

お話を聞かせていただきましたところ、小金井市談会は現在約150名位の会員がいるかなり大きな会で、昭和46年に発足、今年で創立46年、発足当初は小金井の郷土史の研究会の活動が中心だったようですが、現在は、歴史見学会中心の活動に変わっていったいそうです。
写真展にはいろいろな場所にいかれた写真の様子が

小金井の歴史研究家や歴史に興味をもたれているの方々の会という感じでした。

歴史見学会はこんな感じでやられているそうで、会員以外でも参加できるそうです。
年に1回は小金井市内のまち歩きをされているそうで、2018年は8月7日(火)の暑いので午後から夕方にかけて、坂下の金蔵院や小金井神社あたりを予定しているそうです。ご興味ある方は小金井史談会にお問い合わせください。

小金井史談会の生い立ちという資料をいただきました。そこでまた新たな発見が‼

小金井史談会初代会長の皆木繁宏さんという方なんですが、日本青年館浴恩館に勤務、小金井小次郎伝を書かれた？ん？
なにか聞いたことがある話だな…
もしや…と思い、話していた方に電話で確認したところ、その方が話されていた方こそ、皆木繁宏さんでした。

皆木繁宏さんは現在、小金井市文化財センターになっております、元日本青年館別館浴恩館に家族でお住まいになっていた時期もあるそうです。小金井市文化財センターの多田さんいわく、浴恩館の主だったそうです。
日本青年団の青年講習所だった時代に、日本青年団の父、田澤義鋪さんや次郎物語を執筆した下村湖人さんとも生活を共にした人物で、次郎物語の第5部に、皆木さんがモデルの人物がでてくるそうです。
後に、現在のかもきゅうさんの東側の駐車場のあたりが日本青年館の職員住宅でそちらにお住まいだったそうです。

小金井市文化財センター多田さんからの皆木繁宏さんの見解を聞きましたところ、「岡山出身で外からきた方ながらも小金井郷土史というジャンルをはじめた人」という方との見解でした。

確かに皆木さんが、書いた、小金井小次郎伝には、付として小金井の歴史というのがついていて、これが小金井郷土史の最初だそうです。(小金井市文化財センター多田談)

気になる芳須緑さんを調べていたら皆木繁宏さんに行きついた…

小金井史談会写真展開催中に3回ほど、顔をだしていろいろお話をきかせていただきました。

最終日、小金井史談会第8代、前会長の尾引洋一さんにお話をうかがうことができました。

偶然にも尾引洋一さんは金田スイミングクラブの金田平八郎さんの小金井第１中学校時代の教え子だったそうです。
さすが、地元のお話です。

尾引さんのお話によりますと、皆木繁宏さんは岡山生まれで、小金井の土地の人と交流しながら、当時、いろいろな自治体で市史編纂が流行っていて、小金井の初代市史編纂委員長をされていたそうで、小金井の記録を残した重要な方だったそうです。

昭和39年～45年に行われた小金井市史編纂で市内の古老よりの聞き取り調査に携わった人達が引き続き市内、近隣各地の歴史を勉強していこうと小金井史談会は発足したそうです。

芳須緑さんに関しましては、歩と目と耳で小金井のいろいろな事を書かれた方だという事でした。芳須さんのご子孫が芳須緑さんについてネットで書いたページがあるからみれると思いますよとの事で検索してみました。お孫さんが書いている芳須勲さんのブログをみつけました。芳須勲さんのブログに尾引さんからお聞きした通りの内容がかかれていました。(芳須勲さん了承済)

桜を育てていた場所には今も桜並という名がついた場所があり、もとお住まいの場所には、スーパーが…あ‼あのスーパーの事だな…

芳須緑さんにつきましても小金井市文化財センターの多田さんからの見解を聞いてみました。
芳須緑さんは小金井新聞に掲載するために、とにかくいろいろな話を書いていた。なので、かなりの量を書いていた。郷土史からしてもかなり目立つ方という見解でした。

郷土史を学ぶにあたり、おすすめなあたりを小金井市文化財センター多田さんに教えてもらいました。
○皆木繁宏著　小金井小次郎伝(付　小金井の歴史)…小金井郷土史最初の本他
○芳須緑著　小金井風土記他
○高橋林蔵著　ふるさと小金井の80年他
○星野進一著　小金井百一話
星野進一さん以外小金井史談会の方です。
特に星野進一さんの小金井百一話は星野さん自身の体験された話がかかれていて多田さん一番のおすすめだそうです。
こちらは小金井の図書館で借りられますので、自分の住むまちの歴史を知りたいかたは読んでみてください。
夏休みの研究にもいいのではないかと思います。

とにもかくにも小金井を記録した偉大な先人たちは小金井史談会や市史編纂や浴恩館や小金井新聞でつながっていた…

2018年、小金井史談会の写真展を見に行って、小金井を記録した偉大な先人、皆木繁宏さんや芳須緑さんたちが創設した小金井史談会が46年の時を経て、小金井のまちで、150人もいる大きな会として成長していた事になんだかとても感動してしまいました。😭
そして小金井郷土史勉強初心者の私にはどの本を読めば良いかがわかったという事ががかなりの収穫でした😉✌
(クリコ😊)

皆木繁宏さんについて
小金井史談会初代会長(昭和46年～53年)
明治38年岡山生まれ
昭和6年に上京し日本青年館に就職　浴恩館に勤務
昭和46年退職
昭和34年　小金井市議員
昭和39年　小金井市誌編纂委員長
昭和46年　小金井新聞に「小金井の歴史」「小金井小次郎伝」を連載
昭和50年4月　上記合本の上、小金井新聞社より出版　絶賛されその後、小金井小次郎関係資料の底本になる。

芳須緑さんについて
小金井史談会2代会長(昭和54年～55年)5代会長(平成2年～7年)
明治41年小金井村生まれ
農業に従事し、小金井青年団長
東京食糧検査所勤務等を経て
昭和30年小金井町会議員
昭和34年小金井市議、副議長を歴任
昭和39年小金井市史編纂委員
昭和55年4月より小金井新聞に「小金井風土記」を連載し始め「続、続々、小金井風土記上記」と出版し、その後書き続けた原稿をもとに出版検討中の平成7年3月8日倒れ、10月13日永眠。
平成8年2月「小金井風土記余聞」として出版した
資料:小金井史談会の生い立ちより

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