江戸東京野菜使用店レポート2018～えびす菜館～

中大付属中･高校の向かいにある「えびす菜館」は昭和５８年１０月８日に開店して、もうすぐ３６年を迎えるそうです。
開店当初はご家族で営んでいましたが、現在はご兄弟ふたりで切り盛りしています。
今ではラーメン街道とよばれるほどラーメン屋さんが多くなったこのあたりの中で、最も長く営業しているお店です。

テーブルとカウンターを合わせても数席の店内は、昼時には近くの大学の学生さんでいっぱい。常連の学生さんのために置き箸を箱にストックして使ってもらっているとのこと。こういうサービスは学生さんも親しみを感じて嬉しいでしょうし、エコの面でもよい取り組みですね。

毎月更新されるメニューのチラシを近隣の施設や会社に配っているので出前の注文も多く、昼時は特に大忙しとか。
近くの大学に宴会メニューを頼まれることもあり、毎日早朝から仕込みをしているそうです。

日替わりメニューはA豚肉・B鶏肉・C牛肉　の定食があり、他に今月のおすすめ料理が４品とメニューも豊富。
お肉とお野菜たっぷりで栄養満点の料理の数々は見るからにおいしそう、学生さんに人気があるのがうなずけます。

今月のおすすめメニューのなかに江戸東京野菜の寺島ナスを使ったお料理がありました！

【江戸東京野菜を使ったお料理】

「寺島茄子とピーマンの甘みそ炒め定食」７５０円

油通しした寺島ナス、ビーマン、竹の子、にんじんをニンニク、ショウガ、トウガラシをきかせた甘めの肉味噌で炒めてあります。中華料理では甜面醤を使うところが多いですが、こちらのお店では名古屋の老舗から取り寄せている八丁味噌を使用。香りが良くまろやかなコクがあり、なるほど日本人の口には合っているように思いました。

小鉢２品とお店自慢の清湯スープ、ご飯がついてボリューム満点！食べきれるかな？と思いましたが、ジューシーな寺島ナスがおいしくて、しっかり完食(笑)　スタミナがあり夏バテ防止にもピッタリのメニューです。

江戸東京野菜との出会いは、小金井市が取り組みを始めた頃に、伝統小松菜を練り込んだ翡翠麺を使ったことからだそうで、今も伝統小松菜が手に入ると、あんかけ焼きそばや黄金丼として提供しているそうです。