2018.07.05

歴史・今昔・学習・環境

Vol.794 甦った下村湖人の大いなる道の碑

2013年2月に焼失してしまいました小金井市浴恩館公園にありました史跡文化財　空林荘焼失は大変残念な話でありました
2018年7月現在いまだに再建はならずという感じですが、本日は焼失した空林荘跡近くにあります、下村湖人が古希に読んだ短歌【大いなる道の碑】のお話です

こちらの碑は湖人の教え子達が中心になり建てられました
下村湖人の直筆の色紙の筆跡が拡大されて写してある碑でありまして、下村湖人の直筆とも言える碑であります。1957年(昭和32年)建立

そのせいか、彫りが浅く、細く、白い色が落ちてからなかなか読みずらい状態が長年続いておりました…
それがつい先日、白い色が入り石碑が甦りました

この石碑を見に、全国各地から下村湖人を忍び、いろいろな方々が空林荘跡にいらっしゃるそうです
「この場所にきてこの碑を見ると身が引き締まる思いがします」と、おっしゃる教育関係の方も多くいらっしゃいます

空林荘は焼けてしまいましたが、残された碑に白い色が入り石碑が甦った事は実に明るいニュースですね

大いなる道といふもの世にありと思うこころはいまだも消えず　　湖人

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