VOL.3922 武蔵野公園近くにあったコタンは建て替えでは有りませんでした。住宅建設が始まっています。

小金井で有名だった北海道料理コタンの取り壊しが話題になりました。建て替えとの噂も出ましたが、工事が始まりコタンの建て替えでないことが確実になりました。当時を知る人には熊がいるコタンとして有名でした。

バブル期には送迎バスも出る、小金井では有名な北海道料理店でした。入り口に檻に入った熊が１頭いて評判になり、最盛期には予約が必要なほどで、浅野ゆう子が美味しいと言った店で評判となりました。残念ながら熊の写真は見つかりませんでした。

バブル崩壊後は徐々に縮小し、メニューも一般的な物となりました。一時期は予約があるときだけ開いていました。昔から住む４０歳以上の市民には懐かしい存在でした。

有名店が消滅するのは悲しいものがあります。一時期は所沢にも「砦店」という名前で営業していましたが、今は別会社の社員寮と駐車場になってしまいました。

コタンの手前は今も変わりません。

平成１０年の住宅地図にも各棟が廊下でつながっていることが解ります。入ったときには奥まであって大きさに驚きました。

バブル経済で飲食店も増加していましたが、バブル経済崩壊後減少傾向に東日本大震災の影響もありました。持ち直す傾向でしたがコロナの影響でさらに減少しています。また現代で言うトレンドグルメも大きく変わり、北海道料理は現地で食べる方向になった事も影響がありそうです。図は日本の外食産業をめぐる経済環境の変化と海外進出より転載。