2024.03.30

催し・イベント・行事・活動

Vol.3370 小金井公園桜守の会の桜ガイドツアーが開かれました。

小金井公園で桜の維持管理を行っている桜守の会主催の桜ガイドツアーで、小金井公園の特別な桜巡りと普段は見る事が出来ないサクラの苗畑の見学ツアーがありました。桜守の会は小金井公園の桜の苗木を育てたり、普段当たり前に見ている桜の維持を行っています。

子福桜はまだ充分に開花していないため、皆で咲いている花を見つけました。

小金井薄紅桜です。昭和63年に小金井公園で発見した桜です。400種類を超えるとも言われている桜の中で「小金井」がついた唯一の桜です。原木は枯れてしまいましたが、現在接ぎ木で育てた後継樹が植えられています。

こちらは小金井薄紅桜の原木です。枯れてしまいましたが、このように保存されています。

衣通姫（そとおりひめ）はまだ咲いていないので桜守の会の方から咲いたときの写真を見ながら説明がありました。日本書紀に書かれている絶世の美女の4名前がついています。説明板には衣通姫のあとに小さく「に似る」となっています。経緯は是非説明板を見て下さい。

小金井公園では苗木から育てた日本三大桜をいこいの広場で見る事が出来ます。

2枚の写真は淡墨桜です。　原木は継体天皇お手植えで樹齢1,500年とも言われ、つぼみのピンク色から開花時の白色、最後は薄くにじんだ淡い墨色になります。

三春滝桜　皇居昇殿松の間などにも描かれている桜です。満開になると滝のように見えることからこの名が付いたとも言われています。

高山神代桜　原木は山梨県実相寺のエドヒガン桜で樹齢2,000年とも言われています。日本武尊（やまとたけるのみこと）が植えたという伝説もあり、また日蓮聖人が衰えた木の回復を祈ったところ再生したので妙法桜とも呼ばれています。

苗畑の見学では、山桜、大島桜、エドヒガン桜の種を他の桜から離れた場所で採取した種を2月に蒔いて台木を作ります。2月に蒔いた種が発芽していました。

接ぎ木です。。

苗圃　日が当たるよう、東西1.5ｍ南北1ｍの間隔で植えます。3～5ｍになると公園デビューとなります。

一年を通して桜守の会の活動内容の説明がありました。ボランティア団体として小金井公園の桜の維持・管理を行っています。現在会員募集中です。毎週火曜日と木曜日の午前中活動しています。

小金井公園桜守の会は東京都講演協会賞を受賞しています。