こども農園2022.03.26

こども農園の記録　#4　野草のおやつ

前日に、雨と雪とみぞれが降り、農園の土にはたっぷり水が蓄えられていました。こどもたちが入るとぬかるみにはまってしまって、圃場を荒らしてしまうので、この日は畑には入らずに活動することに。

農園の隣の大久保園さんの畑のすみっこへ移動し、みんなで野草を観察に行きました。

今日の目標は「おいしい野草を見つけて、おやつに食べること」。『おいしい野草』という絵本を片手に、みんなで足下を注意深く見ながら歩きました。

たんぽぽ、ホトケノザ、スギナ（つくし）、ナズナ、いろいろな若草や菜花を見つけては摘みました。

カゴいっぱいに集まった野草のごちそう。

農園に持ち帰りました。

まずは種類ごとに分け、それから水で土を流し、傷んでいるところを取り除きました。

そして鍋いっぱいに、野草を並べました。なんだかおいしそう！

準備ができたら２チームに分かれて小さな火種から、炭火起こしをしました。

みんなで力を合わせて空気を送り込み、熱々の炭火で調理。野草を蒸し、サツマイモで焼き芋をして、畑のおやつをいただきました。

野草には「食べたい！」「おかわり！」と行列ができるほど。「思っていたより美味しかった！」とおうちに野草を持ち帰る子たちもいました。身近な足元にも、食べられる野草があり、そんな野草から人の手で改良されて生まれたのが、これからみんなで育てる野菜だということを、みんなで考える時間になりました。

次回はいよいよ畑に肥やしを撒き、ポットに種を播きます。

参考：高森登志夫・丸山尚敏『おいしい野草』福音館書店，1992