こども農園2023.12.20

こども農園の記録　#36　育てたお米でおにぎり／炒りごまのふりかけ／稲藁のしめ飾り

年納めとなるこの日は、６月の田植えからこども農園で育て、
１０月に稲刈り・稲架がけ・脱穀、１１月に籾摺りと時間をかけて作業してきたお米をおやつにいただきます！

玄米も混じっているため、早めに磨ぎ、浸水をしておきました。

今年最後の活動日なので、収穫する野菜もたくさん。

冬じゃがいものも収穫です！　それぞれの野菜担当の子を中心に手際よく、収穫もあっという間！

たくさんの野菜が収穫できる、畑にとっては嬉しい季節です！

米とぎや収穫など寒い中でやっていると手が冷たい！
そんな時には、七輪の炭火にあたると、あったか〜い♡

いつの間にか七輪の周りに集まって、収穫したばかりのブロッコリーを、塩をかけて食べていました。
「おいし〜い！！」
畑だからできる、ぜいたくなおやつですね！

９月に収穫後、乾燥と選別に時間をかけていた「ゴマ」！

ついに選別も終わり炭火で炒ります。

炒りたてほやほやのゴマを冷ましたら、小袋に分けて持ち帰りの準備。

そして！
炊き立てのお米に、炒りたてゴマと塩を混ぜます。

一人一つ、自分でおむすびを握ろう！

おにぎりを握るだけでも、一人一人のこだわりや個性が発揮されて、楽しいものです。

出来上がり！

手作りゴマ塩ふりかけ

紫蘇（しそ）のふりかけ
９月に、こども農園で育った赤紫蘇のゼリーをおやつでいただいたときの搾りかすでつくったものです。

こども農園で育った様々な作物が結晶されたおにぎり！
玄米がちょっと硬かったけど、お米の風味とゴマの香りがとっても美味しい手作りおにぎりでした。

そして、お米の副産物でもある「稲藁」を利用したしめ飾りづくり。
前回しめ縄を綯い、今回はしめ飾りに仕上げていきます。

稲穂、紙垂（しで）、うらじろの葉を、それぞれを飾る意味に触れつつ、自分で選び飾りつけました。

限られた部品の中でどんな飾りをするのかは自由。
実は、各地方のしめ飾りを見てみると、土地によっても飾り方や結び方、形は様々。

しめ飾りは年末におうちの玄関に飾り、お正月に歳神様を呼ぶための飾り物。

今年も美味しい野菜をたくさんありがとうござました。
来年も良い一年になりますように。
豊作と健康をお祈りして、今年最後のこども農園の時間を終えました。

こども農園真ん中の休憩スペースの屋根にも、稲藁で藁葺き屋根をつくっています。
お米をいただき、もみ殻や糠（ぬか）も肥料や漬物に、そして稲藁はしめ飾りや敷き藁、藁葺きなどとしていただく。
そして何もゴミにせず、最後は畑のキンちゃん（微生物）にお返しする。畑はすごい場所だなあと、改めて感じるのでした。