こども農園2023.03.08

こども農園の記録　#1　こども農園決起集会／「のうえん」ってなんだ？

3月スタートとなる今年度の「こども農園」第１回。昨年度末に片付けを終え、まだ何も育てていない畑で、まずは土に触れてもらおうと鍬とスコップと虫眼鏡を用意しておきました。最初の１時間、早く来た子たちで畑でのんびり過ごしました。

少し掘ってみると、中から何か出てきた！？

何かいる！とみんな集まってきました。

土の中には虫の幼虫やサナギが住んでいます。それだけでなく、目には見えないけれど、土の中にはもっとたくさんの小さな生き物が住んでいます。

室内に入ったら、全員揃うまで野菜にまつわるゲームをしました。

こどもたちはもちろん、農園を運営する大人のメンバーも一緒に、自己紹介タイムをした後、いくつかの問いをこどもたちに渡しました。
一つは「ここはどこでしょう？」

ここは、地球であり、日本であり、東京であり、その中の小金井にある「わくわく都民農園」という場所。そのどれも、誰かのものではなく「みんなの場所」。だから過ごす場所も、出会う人も大切にしよう。そしてあいさつをしよう。

そしてもう一つの問いは「のうえんって何？」「農（のう）ってなんだろう？」

農という漢字の成り立ちをみると「自然を相手に、人が道具を使って手を入れる」ということらしい。

なぜ、自然に手を入れるのだろう？　それは野菜などの「作物（さくもつ）」を育てるため、ですね。

ではなぜ育てるんだろう？？　問いは尽きません。

いろいろな「なぜ」「どうして」が浮かんでくると思うけど、すぐに「なんで？」「教えて！」と言う前に、「どうしてだろう？」「たぶん・・・」「きっと・・・」と、まずは自分（たち）で考えてみようという話もしました。

これから始まる「こども農園」が、こどもたちにとっての様々な「なぜ」や「どうして」の種となり、

そこから「そうだ！」「なるほど！」という驚きや発見、ひらめきを育てる場所になっていくといいなと思います。