こども農園2024.04.19

こども農園の記録　#5　育てる春夏野菜を決めよう！

井戸水が、畑の畝脇の溝を低い方へと流れて行く。たった１５m程の水路を掘ったり埋めたり、流れを変えたり、泥を掻き出したり、、、そんな土木工事遊びがこどもたちは大好きです。
ずっと同じことをしているようにですが、会話を聞いていると、ちゃんと役割分担をしていたり、計画を立てて活動していたり、一大プロジェクトのようです。

同じ場所でも、興味関心によっては虫探しの舞台。

水路の脇にいたコガネムシの幼虫を救出して、掘られる心配のない「小山」にお引越しさせてくれていました。

水路づくりの進むこども農園西側と対照的に東側にはシロツメクサの絨毯が広がり、のんびりごろごろできるスペースがあります。
たった１２０平米の小さなこども農園ですが、こどもたちの手にかかれば、畑としてだけでなく遊び場や憩いの場としてこんなに楽しい場所になるんですね！

おやつ休憩でのお話タイムでは、提案のある子から（大人からも）、毎回話題を提供してもらっています。
今日は、先週提案があったビオトープづくりの続きで「鳥も遊びに来られるように巣箱づくりをしたい」という提案をしてくれました。

後半は、いよいよ育てる野菜を決める時間です。

先週、みんなに書いてもらった「育てたい野菜カード」をもとに、栽培時期や仲良し野菜（コンパニオンプランツ）の組み合わせを考えながら、一人一作の担当野菜と、一緒に育てるチームを決めていきました。

水曜クラスでは、ゴボウチーム、じゃがいもチーム、エダマメ・ダイズチーム、トウモロコシ・キュウリチーム、コマツナ・レタスチーム、スイカチーム、イチゴチームが決定。

金曜クラスでは、スイカチーム、瓜チーム（ニガウリ、マクワウリ）、キュウリ・シソチーム、ダイコン・ホウレンソウチーム、ミョウガチームが決定。
自分の担当野菜とチームが決まり、いよいよ次回は担当野菜について調べてもらいます。

残り時間はのんびりタイム。何やらみんながダイコンの花の周りに集まっていました。

なんとダイコンに実がついていたのです！実を食べてみると、なんとダイコンの味！ちょっとこどもたちには辛かったようで「激辛豆」と呼ぶ子もいますが、ダイコンおろしみたいで、お魚の付け合わせにはよく合いそうです。

金曜チームではビオトープづくりに向けたプロジェクトチームで集まり、さっそく作戦会議がスタートしていました。

最後の１０分の片付けタイム。使った道具の土をしっかり落として大事に使います。こども農園がスタートして１ヶ月が過ぎ、道具の片付けも上手になってきました。
これから本格的な畑づくりがスタートする前に、遊びの中で道具の使い方や片付け方を覚えてもらうのも大切な時間なのです。

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