こども農園2024.03.29

こども農園の記録　#3　土ってなんだ？／野菜のおうち「うね」づくり

本降りの雨が降ったり止んだりのこの１週間。特に金曜は、農園がスタートする１時間ほど前まで嵐のような雨でした。泥が飛んだ看板をきれいに掃除してくれた子もいます。

水曜日には一旦水が引いて、泥遊びができたため池でしたが・・・

金曜の午後はたっぷり水が溜まってしまいました。

遊んでいたらスコップを落としてしまったそうで、池の水抜き大作戦が始まりました。

水を出して出しても、池の中に戻ってきてしまうので、ダムづくりが始まりました。

雨で土が柔らかいので、泥団子にはもってこいです！

晴れた日に掘った粘土を砕いて白砂づくり！

畑の一角では草刈りも同時進行。気温が高くなってきて草が一気に伸び始めていますので、風通し良くするために草刈りも大切です。

そんな草刈りから嬉しいことがありました！
先週の草刈りをしている時に、金曜チームでナズナ（ぺんぺん草）に白い斑点があることを発見した子がいました。これは虫の卵？それとも病気？それをきっかけに、この１週間その正体と原因を調べてきてくれたのです。
これは「白さび病」という病気だということがわかり、土の性質に関係があることもわかってきました。

さらに、調べたことでわかったことや、土の中のことをみんなにも伝えたい！病気の解決策をみんなにも一緒に考えてほしい！と紙芝居にまとめてきてくれました。
おやつの時間にみんなに伝えようと、のんびりタイムにリハーサル！

その間に、今日のおやつが出来上がり。わくわく農園の隣の大久保園さんで、１１月に掘らせていただいたサツマイモです。

収穫から４ヶ月以上経っているのに、甘くておいしく食べられるサツマイモってすごいですね〜！

おやつを食べながら、先週に続き「土ってなんだろう？」の話。

最初は「土は土でしょ！」と言っていた子たちも、考えているうちに「地球が生まれた時に、水が作ったんじゃない？」「生き物を育ててくれるもの」と考えが深まってきました。

そして、金曜チームでは調べてきてくれたメンバーによる、ナズナに病気が見つかった話と、その原因でもある土の性質や栄養のお話をみんなで聞きました。

みんな真剣に聞いたり、質問したりしていました。
そして、土にはたくさんの小さな土壌動物（微生物）が住んでいるんだということ。土が植物を育てている影には、いろいろな生き物が働いていることを知りました。

土について、たっぷり考えたり想像を膨らませたところで、後半は畝（うね）作り。
うねとは、野菜が育つための「野菜のおうち」です。
伸び過ぎてしまった草をかり、刈り取った草はとっておいて、うねのお布団に使います。

金曜チームでは、病気が見つかったナズナだけ別のケースに分けておき、畑のお布団には使わないようにしました。

基本は、前年度１年間使ってきた畝を利用し、１年かけて育ってきた土を大切に使っていきますが、畝の形を少しだけ変える作業をして、部分的に新しい畝を仕立てます。

水曜チームでは、この半年育ててきたブロッコリーの片付けもしました。

それぞれの野菜の花が咲いて実がついて種が取れるまで観察するために、ブロッコリー、ケール、ホウレンソウ、それぞれ１株ずつだけは刈らずにとっておきました。

最後のブロッコリーを大切に収穫しました。

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