こども農園2024.03.15

こども農園の記録　#1　畑びらき／野菜の花を食べよう／農園探検

２０２４年度のこども農園が、春らしい暖かな日差しの中でスタートしました。

前半はのんびり畑の中で過ごす時間。

さっそく水路づくりが始まりました。

１年目からずっと続いてきた穴掘りも３年目に入り、ますます深くなってきました。ずっと参加している子も、この日初参加の子も、同じように穴掘りに夢中です！

水路を流れてきた水が穴ゾーンを囲むように池になっていました。

そんなこども農園の畑には、今、いろいろな野菜が花を咲かせています。
こちらは小松菜。

これは大根の花。試しに蕾を食べてみたら、大根の味がしておいしい！

こちらは品川カブの花です。
根や茎、葉っぱ、蕾を食べる野菜は、花が咲く姿をみることがあまりありませんが、どんな植物も種を残して子孫を残すための生殖成長を続けます。（「薹立ち（とうだち）」といいます）

この時期にしか採ることのできない野菜の花を、今日は収穫しておやつに食べたいと思います。

おやつの収穫だー！

収穫を終えたら水で洗って

食べやすい大きさに切って蒸します。

収穫、調理、配膳・・・呼びかけたわけでもなく、代わる代わるやりたい子が集まってきて、おやつの準備が着々と進みます。

おやつが出来たよー！

今日のおやつは小松菜とブロッコリーの花とナズナの温野菜。塩やごまをかけて、野菜を味わいます。

野菜が得意でない子も中にはいて、苦さや辛さを感じたようですが、予想していた以上に「おいしい！」「こんなにおいしいブロッコリーは初めて！」という嬉しい声も。

おやつを食べつつ、第１回目ということで「こども農園で大切にしたいこと」を一緒に考えてもらいました。
「みんなが今居る、この場所はどこ？」

答えは「地球」。地球は水がたっぷりあって、たくさんの生き物が住んでいます。
何百何千万という種類の生き物がいると言われています。

この畑だけでも、こんなにたくさんの生き物が一緒に暮らしています。
でもどうしてこんなに生き物がたくさんいるのでしょう？

それはここに虫や動物たちの食べ物がたくさんあるから。
そして野菜を食べに来る虫を食べに来る肉食の虫や鳥も集まってきます。
さらにその虫を食べる虫、動物もいます。
みんな（ヒト）も同じように、この地球の中の一員。
だから「独り占め」しないで、地球の仲間たちを大切にしていけるといいね！

最後は畑の中を探検。わくわく農園には、こども農園の他にもいろいろな畑があり、みんなの場所だから大切にしようね。

第１回目とは思えないほど、みんな最後まで楽しく遊び尽くしてくれました。
ここがみんなにとって大好きな、居心地の良い場所になるといいなと思っています！

１年間よろしくお願いします！