こども農園2023.05.03

こども農園の記録　#8　しば刈り／畝立て／種おろし／植え付け／草マルチ

畑についた子から、農園の敷地内に「柴（しば）刈り」に出かけました。桃太郎に登場するおじいさんが山へ出かけた「柴刈り」というのは、刈敷といって、畑の肥料やマルチングに使う草（有機物）を畑の外からいただいてくる仕事なのだそうです。

次に畑に野菜のベッドをつくりました。

野菜が育つ上で根っこを深く広げたり、風通しをよく、雨の水が溜まったりしないようにするためです。畝立てという作業です。

畝が立ったら、さっそく種おろし。種は、豆まきみたいに投げて「まく」わけではなく、一粒一粒大切に土においていくので、こども農園では「種まき」ではなく「種おろし」と呼ぶことにしました。

それぞれの野菜に適した株間になるように種をおろしていきます。

苗で植え付ける野菜も、株間を測って植え付けます。

そして、最初に刈ってきた「柴」を使って、野菜の苗や種に「おふとん」をかけてあげます。マルチングといって、土のベッドが雨や風で崩れたり、野菜の根元を保温したり、水分を保つために行います。

最近は、ビニールのマルチが主流で手間いらずでは
ありますが、そんなに大規模でもないこども農園では、昔ながらの草マルチで育てることにしました。というのも、こどもたちとよい土って何？と考えた時に、土に住む虫やキンちゃん（微生物）がたくさんいる方が土に栄養が多くなり、土が耕されることを知っていたので、マルチというより「キンちゃんのご飯」をあげる感覚です。