こども農園2023.03.15

こども農園の記録　#2　土の観察／育てたい野菜は何？

まだ、今期の農作業がはじまる前のこども農園。３月は、土を休ませている期間ですが、理由はなくても「土いじり」が大好きなこどもたち。

畑の土を「ふるい」にかけると、石や木の根っこ、落ち葉や木の枝、木の皮などの細かくなったもの、そして時々小さな虫が見つかります。

畑の一角では、小さな新芽が顔を出していました。
当たり前ですが、人が種を播いたり、水や栄養をあげなくても、植物は自分で育っていきます。

その意味では、ここはすでに、名もしれぬ野草の畑でもあるのです。

だけど、野草だけでなくて「野菜」も育てたら、おいしく食べることができるのも畑です。

今日は、みんなが育てたい野菜、食べたい野菜を考えて、
種まきや植え付け、そして収穫がいつ頃なのかを調べました。

種のカタログや野菜栽培の解説本、野菜にまつわる絵本を参考に、イラストも描きます。

描いたカードはボードに仲間分けしながら、種まきの時期ごとに並べて貼り付けていきました。

こどもたちから出た野菜は、１９種類。終わりの時間が来てももっと描きたいという子は、おうちにカードを持って帰って考えてきてもらうので、さらに増えそうです！

しかし、その中には１０月種播きで、来年の春以降に収穫のニンニクなどの野菜があったり、

今年種を播いても、収穫ができるのは１年後や２年後というアスパラガスのような野菜もあるようです。

次回は、そんな野菜を育てる条件をもとに、こども農園で育てる野菜を決めていきます。

最後の３０分は、外へ出てのんびり過ごしました。

すると野草の中に「つくし」が生えているのを発見！　これは「スギナ」という植物です。どうやら食べたり、お茶にすることができる「食べられる野草」らしい。

そんなわけで、お茶づくりの挑戦が始まりました。

何も下調べもせず、とにかくまずはやってみることからなんでも始まります。

最後は道具の片付けです。

土をしっかり落としておかないと、道具は傷んでしまうので、道具を洗うのも大切な農作業なのです。