こども農園2023.05.10

こども農園の記録 #9　苗植え／よーく観察／間引き

畑に到着すると、まずは「しば刈り」。
野菜のベッド（畝）にかけるお布団（マルチ）に使う「草」を、毎回こども農園周辺で刈ることからスタートします。

その後、前回できなかったトマト、オクラ、カボチャの苗の植え付けをしました。

このように植えた苗の周りにも草マルチ（おふとん）をかけておきます。

一度かけてしまえばそれきりで良いビニールマルチと比べて、毎回このようにかけてあげないといけないのは手間ですが、枯れた草が小さな生き物のご飯にもなり、隠れ家にもなることで、虫が住んで野菜まわりの生き物たちのバランスが取れたり（害虫の発生が抑えられる）や、微生物が土を分解してくれて栄養が増えて土も柔らかなるなど、ビニールマルチ以上の働きをしてくれるということで、挑戦しています。

種おろしや植え付けから１週間。畑はどうなったのでしょう？それぞれの担当の野菜を中心にみんなでよーく観察しました。

一見、何も変わっていないように見える畑ですが・・・虫眼鏡も使いながらじっくり観察をすると。

小さな芽が出ていました！

こちらはリーフレタス。

こちらは小松菜。草のお布団に守られながら、しっかり根を張っていたのです！

今日はそんな一斉に顔を出した芽がぎっしり混み合っているところから「間引き」をしました。

葉っぱと葉っぱが触れ合うくらいになると、地面の中では根っこどうしもぶつかっている証拠。

間引いた小さな芽（間引き菜）も、捨てずに大切にとっておきます。

こんなに小さいけれど洗って食べたら、シャキシャキでおいしいおやつになるからです。
みんなその場で洗って食べてみましたが、小松菜の間引き菜は辛くてびっくり！ルッコラの芽は、小さくてもルッコラの味がしてこれまたびっくり！

「間引き」は大切なお仕事であると同時に、畑の「おやつ」でもあることを知ったこどもたち。これから野菜たちがますます大きくなっていくのが楽しみです！

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