中間支援部会2017.10.23

”江戸”で新しいをつくる　連続講座(参加無料)　第１回目はクックパッド(株)　伊尾木氏。

第１回　『江戸時代の食をつうじた遊び心・注目の江戸ごはんレシピの可能性』

小金井市商工会・江戸東京事業委員会が主催する「江戸であたらしいをつくる」連続講座の第１回目が本日開催されました。

観光まちおこし協会は「江戸東京事業」を通じて、市内に賑わいを作るお手伝いをしています。

講師は、クックパッド株式会社　伊尾木将之氏

伊尾木さんは、江戸時代の料理本を現代語のレシピとして『クックパッド江戸ご飯のキッチン』レシピ公開に携わられた方です。

↑クックパッド江戸ご飯のキッチンページ
※『クックパッド江戸ご飯のキッチン』はクックパッド研究開発部が江戸時代のレジピを掲載しています。

講習は、上昇検索キーワードや、「江戸レシピ」を見ているユーザー層の紹介から始まり

人気「江戸」レシピランキングの紹介、

現代のユーザーがどんな視点で「江戸レシピ」を再現しているのか、

さらに、江戸時代の時代背景トリビア(雑学的な）を紹介いただきました。

なぜ伊尾木さんは「江戸ごはん」に携わろうと思われたのか？

伊尾木さん自身、江戸時代を勉強していく中で「ご先祖様たちは、その当時　その当時を必死に楽しんで生きていたんだなということが分かり、そういうことを料理を通じて現代の人にもう一度メッセージを伝えることに意味があるのではないか？」とおっしゃっていました。

何かを通じてその先に興味を持ち、知っていくことで

新しいアイディアやチャンスが広がっていくんだと思います。

その中でも一番印象的だったのが、

江戸トリビアの中で紹介された「豆腐小僧」(江戸時代に人気だった妖怪）

※北尾雅美『夭怪着到牒』（ばけものちゃくとうちょう）
大頭な豆腐小僧イメージの例。

「豆腐小僧」は、ただ豆腐を運ぶだけの頭の大きい男の子の妖怪ですが

「ちょこまか動いてかわいい」と人気だったそうです。

「かわいい」「楽しい」「美味しい」は、

江戸時代も今も、女性が共感しやすい大切な要素かもしれません。

他にも、大酒飲み大会の様子や大食いの記録など

江戸時代のイメージが、かなり変わり身近なものになりました。

また、ご紹介いただいた料理の中には「見立て料理」という

卵とかまぼこでつくった「ぶなしめじ」や

タコをつかってつくられた「桜めし」など

遊び心のある料理も多く、現在のキャラ弁と重なる部分が多い気がします。

休憩時間中に「わさび味噌」の試食を即席で作って頂きました。材料入れて混ぜるだけ！簡単。

今日の講習会を経て、

時代背景や当時の暮らしを知ることで「江戸東京」というイメージを自分の中で無理やり作るものではなく、等身大のアイディアに江戸の知識をプラスして楽しむことが大切な気がしました。

次回は11月13日(月)　14:00~16:00

「インスタグラムからはじまる個店のPR・活用方法」

講師：手手マーチ株式会社　松重秀平　氏

まだ、若干お席に余裕があります。参加希望の方は下記よりお申込みください。

お申込みはコチラ→”江戸”で新しいをつくる連続講座（小金井市商工会ホームページ）

お問合せ先：小金井市商工会　／　TEL：042-381-8765

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